私の恋した誘拐犯【完】
「ま、学さんかぁ…」



「何でそんな残念そうなのさ。…千織ちゃん久しぶりだね。まだストーカーしてるの?」



明るい髪色に刈り上げをした姿は、昔から変わらない。



一見強面なのに人見知りという、ギャップがある男の人だ。



「失礼しちゃいますね!眺めてるだけですよ!」



「それを変態と呼ぶ。…洋平呼ぼっか?」



「え、いや別にだいじょ「ようへー!千織ちゃん来てんぞー!」



私の返事を聞く前に洋くんを呼んでしまう学さん。



(何故聞いたのか)
< 226 / 530 >

この作品をシェア

pagetop