私の恋した誘拐犯【完】
「綾瀬、ずっと好きだったんだよちぃのこと」
「お、おい鮎川…なんで知って…」
なんでもお見通しの莉奈にさすがのたくちゃんも慌てた様子。
どうやら図星らしい。
「そう、なの?」
「聞くなよ千織も」
見上げようとした私の頭を無理やり押し返すたくちゃん。
チラッと見えた耳は赤かった。
だけど素直に嬉しい。
好きでいてもらえることって、こんなに幸せなこと。
「お、おい鮎川…なんで知って…」
なんでもお見通しの莉奈にさすがのたくちゃんも慌てた様子。
どうやら図星らしい。
「そう、なの?」
「聞くなよ千織も」
見上げようとした私の頭を無理やり押し返すたくちゃん。
チラッと見えた耳は赤かった。
だけど素直に嬉しい。
好きでいてもらえることって、こんなに幸せなこと。