私の恋した誘拐犯【完】
悪戯に笑う洋くんに「もうっ」と一言。



(私そんなに食い意地張ってないし…)



「洋くーん、お菓子パーティーしようよ〜」



「はいはい」



どうやら肉じゃがを作り終えた洋くんは、お菓子を広げたテーブルへと戻ってきた。



「まさかこれ全部食べるの?」



「もちろんだよ!2人だし楽勝〜」



テーブルに広げられたお菓子の量を見て洋くんが口をポカンと開ける。



ハロウィンだし!と声を張り、お菓子に手を伸ばした。
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