私の恋した誘拐犯【完】
洋くんはどんな顔をするかな



どんな言葉が返ってくるかな



ドキドキしてバクバクして



不安と恐怖を抱えた心が今にも飛び出そうで。



どれだけお風呂に入っていたか、長かったのか短かったのか



私はそのとき、時間の感覚が皆無だったことだけは覚えている。
< 502 / 530 >

この作品をシェア

pagetop