私の恋した誘拐犯【完】
「ごめん。思ったより遅かったから、外出てみたらちーちゃんが見えて…。もしかしてお邪魔だった?」
「そ、そんなこと…!」
何か勘違いをしている洋くんに、私は両手を目の前で振る。
「実行委員で遅くなって、それを友達に送ってもらってたの…」
「そっか。…すみませんでした、お手数おかけして」
保護者のように、たくちゃんにお礼を言う洋くん。
確かに、洋くんは保護者なんだけど。
「あ、いえ…。じゃあ、また明日な千織」
「う、うん!送ってくれてありがと!帰り道気をつけてねたくちゃん」
私の言葉にたくちゃんは笑うと、ヘルメットを被り、エンジン音を響かせて元来た道を戻って行く。
「そ、そんなこと…!」
何か勘違いをしている洋くんに、私は両手を目の前で振る。
「実行委員で遅くなって、それを友達に送ってもらってたの…」
「そっか。…すみませんでした、お手数おかけして」
保護者のように、たくちゃんにお礼を言う洋くん。
確かに、洋くんは保護者なんだけど。
「あ、いえ…。じゃあ、また明日な千織」
「う、うん!送ってくれてありがと!帰り道気をつけてねたくちゃん」
私の言葉にたくちゃんは笑うと、ヘルメットを被り、エンジン音を響かせて元来た道を戻って行く。