私の恋した誘拐犯【完】
手に持たされたメイド服。
はぁ、と誰もいない更衣室で、深い深い溜め息をついた。
「…仕方ない、か…」
これも実行委員の役目だと、自分に喝を入れる。
そしてしばらく、着方がよく分からないソレと奮闘すること10分。
ようやくメイド服を着ることができた。
鏡に映る自分に嫌気がさす。
「これ絶対似合わな「ちぃー?まだー?」
ガラッと扉が開き、中から莉奈が顔を覗かせた。
その目は私を捉え、固まっている。
はぁ、と誰もいない更衣室で、深い深い溜め息をついた。
「…仕方ない、か…」
これも実行委員の役目だと、自分に喝を入れる。
そしてしばらく、着方がよく分からないソレと奮闘すること10分。
ようやくメイド服を着ることができた。
鏡に映る自分に嫌気がさす。
「これ絶対似合わな「ちぃー?まだー?」
ガラッと扉が開き、中から莉奈が顔を覗かせた。
その目は私を捉え、固まっている。