District Love
初デートが終わりまたいつもの生活に戻って行った
そして二回目のデートは卒業を控えた時だった
「大学合格おめでと」
「そっちこそ就職おめでと」
と、互いを讃えあった
だがしかし遥菜は県内の大学
僕は県外の企業だったため将来について話した
「別れたくないけど離れたくない」
と、言われ僕は
「じゃあ大学卒業したら結婚しよう」
自然に出た言葉だった
3年間あまり会話が成立しなかった僕から自然と出た久しぶりのまともな会話だった
ふと横を見ると彼女の瞳は潤んでいた
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