護衛の私と主人の君と
今、私香月雫は、世界No.1天音財閥主催のパーティー会場へ、祖父で組長の秀と共に向かっている。



ちなみに、運転は組員だ。



と、



秀「雫、今日のパーティーには、その、結愛と愛結が来ててな」







結愛と愛結は、結愛が私の妹で愛結が母。



でも、10年前のある日、組を狙ってか、それとも結愛個人をを狙ってか分からないが、



とにかく、結愛を襲った男から結愛を守る為、私達の父だった夏目は撲殺された。



が、幼い結愛にこの事を言うのは、精神的に危ないと思い、私の力不足で父は死んだと教えた。



以来、お母さんもこの事が真実と思ってる為か分からないが、2人とは10年近く会っていないし、



会話もしていない。



「そう」



秀「で、今日は組の若頭としても参加してるから、あまりこちらから話してはいけないよ」



「あぁ、分かった」



秀「………でも、あっちから話し掛けて来たら、少しなら良いからね」



「あぁ」


< 2 / 213 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop