護衛の私と主人の君と
ん?



雪「僕、雫を置いていくとか、嫌だから」



と、戻ってきた雪様。



昌「えっ」



昌は驚きを隠せないで居る。



「良いのですよ?私に構わず、昌様と登校して頂いて」



雪「ううん、昨日雫と離れて嫌な目にあったし」







そう言った雪様の顔は、歪めた顔では無く、天使の微笑みの様な顔だった。



作り笑いではなく、ただ純粋な。



と、



昌「じゃあ俺も」



と、雪様の隣を歩く昌。



そしてそのまま、高校の前に着いた。



いや、見えてきた。



すると、



ケバ女「雪様ーっ!」

ケバ女「昌様ーっ!」

ケバ女「キャー!2人のツーショット!!」



等の、甲高い黄色い声が聞こえた。


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