あなただけの騎士
第1章
繁華街の路地裏でとある女の声が響いた


「ひゃっ!や、やめてっ!誰か助けてぇ!」


「ははっ、繁華街の路地裏で助けに来るやつなんていねぇよ!」


「いやっ!こっちに来ないで!!誰か!お願いっ!助けて…!」


「だーかーらー、誰も来ねぇって」


ザザザッ


「呼んだかな?お嬢さん」


「あ、あなたは…もしかして、き、騎士団…?」


「あぁ。遅れてごめんな、お嬢ちゃん。
さてと、今夜は楽しくなりそうだなぁ?」


その夜……一つの族が、潰れた
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