あなただけの騎士
***
俺が準備出来てから十分ほどたって、姉ちゃんの準備が出来た。
華恋や弟…恋音(れおん)の朝飯は俺が起きる前に作ったらしい。
「姉ちゃん、用意できたか?」
「うん、できたよ〜!じゃあ行こっか、きいちゃん!」
今日はどこに行くんだろうか
俺はいつも姉ちゃんと買い物に行く時は“彼氏”
のフリをしている。
俺は母親似、姉ちゃんは父親似だからそう見えるんだ。
「ねぇ、春樹。あたし、水着と新しい服買いたいの!選んでもらえる?」
「あぁ。星桜が好きなの選べ」
デート中だからお互い名前呼び。
もちろん金を払うのは俺。
最初は姉ちゃん…星桜(しおん)が払う、と言っていたけど最近は何も言わずに俺に任せてくれてる。
頼られるって、いいよな
「春樹っ!ここのお店入ろう!」
「あぁ」
もう、この時から…
後戻りはできなかったのかもしれない
俺が準備出来てから十分ほどたって、姉ちゃんの準備が出来た。
華恋や弟…恋音(れおん)の朝飯は俺が起きる前に作ったらしい。
「姉ちゃん、用意できたか?」
「うん、できたよ〜!じゃあ行こっか、きいちゃん!」
今日はどこに行くんだろうか
俺はいつも姉ちゃんと買い物に行く時は“彼氏”
のフリをしている。
俺は母親似、姉ちゃんは父親似だからそう見えるんだ。
「ねぇ、春樹。あたし、水着と新しい服買いたいの!選んでもらえる?」
「あぁ。星桜が好きなの選べ」
デート中だからお互い名前呼び。
もちろん金を払うのは俺。
最初は姉ちゃん…星桜(しおん)が払う、と言っていたけど最近は何も言わずに俺に任せてくれてる。
頼られるって、いいよな
「春樹っ!ここのお店入ろう!」
「あぁ」
もう、この時から…
後戻りはできなかったのかもしれない