あなただけの騎士
「俺も放課後行くから」
「…わかったよ……」
正春は授業中にも関わらず堂々と教室を出ていった。
「ねぇ、春樹。電話、誰から?女の子?」
「なんで?」
「えっ、いや…春樹と親しげな女の子ってあんまり知らないから…別に深い意味は無いよ?!ないんだけど…」
………
キュンッ
なにそれ可愛い。
違うとはわかっててもヤキモチ妬いてくれてるのか…?とか期待してしまった。
「大丈夫、男だから」
「お、男の子…?名前、可愛いんだね」
「…それ、本人に言うなよ?もし会っても言うなよ?」
「えっ?なんで?」
…可愛いって言われたら桃華でも手加減しないだろうな…
けど、そんな黒いことを桃華に言えるはずもなく…
「男はみんな可愛いって言われるのが嫌なんだよ」
嘘ではない。俺も可愛いと言われても嬉しくないからなぁ…
「そっか」
桃華も納得した様子。
「…わかったよ……」
正春は授業中にも関わらず堂々と教室を出ていった。
「ねぇ、春樹。電話、誰から?女の子?」
「なんで?」
「えっ、いや…春樹と親しげな女の子ってあんまり知らないから…別に深い意味は無いよ?!ないんだけど…」
………
キュンッ
なにそれ可愛い。
違うとはわかっててもヤキモチ妬いてくれてるのか…?とか期待してしまった。
「大丈夫、男だから」
「お、男の子…?名前、可愛いんだね」
「…それ、本人に言うなよ?もし会っても言うなよ?」
「えっ?なんで?」
…可愛いって言われたら桃華でも手加減しないだろうな…
けど、そんな黒いことを桃華に言えるはずもなく…
「男はみんな可愛いって言われるのが嫌なんだよ」
嘘ではない。俺も可愛いと言われても嬉しくないからなぁ…
「そっか」
桃華も納得した様子。