死の予告状

日常

ガラガラと教室の扉をあけ中に入ると隣の席のマチが真っ先に声をかけてきた

「おはよう!明!今日暑いね~」


そのまま自分の席に座るとクラスの人々が私の机の周りを囲んでベラベラと雑談を始めた


一見私が人気者に見えるだろうが、それはちがう。皆は私に媚を売りに来ているのだ



私の家は大きく身内は警察関係、ヤクザ、議員・政治家、芸能関係、など幅広い大きな職に就いている

そんな私に媚を売って悪いことは無いだろう

そのため望まなくても私はクラスのカースト上位

「おはよぅ明~」

そんな甘ったるい声が聞こえてきた


私の周りの人間を押しのけて私の前にきたのはクラスカースト上位いじめっ子のアリサだ

いじめっ子であれ私には手を出してこない。

皆と同じように媚を売るが

アリサの媚び売りを邪魔しようとするものならいじめの標的になってしまう。


その証拠に周りの人間は慌てて自分の席に戻って行った

でも正直助かっている

私は聖徳太子じゃない何人もの人間が勝手にベラベラと色んな話をされては迷惑だ


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