死の予告状
日常は突然終わりを告げた
チャイムと同時に先生が教室に入ってきた


バタバタと音を立てて生徒達が席に座る

リサは散らばった自分の荷物を急いでかき集めて席についていた


先生の表情は暗い

先生はいじめの事は知っている

それでも止めさせようとしないのは
ただのクズだからだ

まぁ自分も言えたことじゃないが


最初は生徒が何かやらかしたのかと思ったが

いつもなら「もうやんなよ~」

と、笑いながら注意する人間だ


何かあったのだろうか


皆もそう思っているのかいつにもなく真剣な顔をしていた。

先生は教卓の前に立つと頭をかいたり、目を泳がしたりして落ち着きがない。


すると
「あー残念な話なんだが。このクラスの霧雨さんが昨日自宅で殺されていたそうだ、」


すると一斉に教室がざわついた
「え?殺人?」

「マジ?犯人は?」

そんな声が聞こえてくるが
先生は犯人は捕まってないと言い残し


黒板に1限目自習と書き残して教室を出ていった


先生が出ていった事によりより一層うるさくなった


すると

「ユウカを殺したのあんたでしょ」


そんな声が聞こえ振り向くと



リサの机の前に仁王立ちしてリサを見下ろしているアリサ

「ユウカとリサって仲良かったよねぇ?いじめを見て見ぬ振りしてむかついて殺しちゃったんでしょぉ?」

皆の視線がリサに注がれる


ガタッと音を立てて勢いよくリサは椅子から立った

「違う!!そんなことして無い!!!」


すると隣のマチが

「あの動揺ぶりってもしかして本当に殺しちゃったんじゃないかなぁ…」


その声に

「だよね!ユウカとリサって仲良かったし」
「リサがこの前ユウカの事睨んでたのみた」

嘘か本当かわからないような話が飛び交った


そして
この一人の声が教室を静めた



「3日前ドアに張り紙あったよな、それと関係あんじゃね?」

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