その男、カドクラ ケンイチ
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夜も更けたとあるコンビニ。
その前で激しく口論になっている男女がいた。
堂々秀高校 2年6組生徒 ノノムラ マキである。
「一体どういうこと!?
言ってたことと全然違うじゃない。」
ノノムラは金髪で上下スウェットの男性に怒っている。
「ちっ。うるせぇ。
カドクラ、カドクラってうるせーんだよ。
俺はあいつが嫌いなんだよ。
俺が黒酢に入学した頃から慕ってた先輩をあいつが負かして、
そっからどっか居心地悪くなっただけだ。」
「じゃあ本当に嘘だったの!?」
「テキトーに吹いただけだろ。
何信じちゃってんの?ばかじゃねぇのお前。」
「もういい!」
ノノムラは一人歩き出した。
「絶対許さない…」
ノノムラは悔しさからか涙を流していた。
第15章 完