その男、カドクラ ケンイチ
第5章 鉢合わせ
第5章【鉢合わせ】
時刻は22時30分を過ぎようとしていた。
5月に入り寒さも和らいでいくが夜はやはり少し寒い。
堂々秀高校の体育教官室前には
こんな時間にも関わらず4~5人の教師が集まっていた。
「あとはエンドー先生だけですね。」
生徒指導で体育教師のタケダが時計を見る。
このタケダが発起人となり、
ゴールデンウィーク中に生徒が深夜徘徊をしていないか、見回りが行われている。
カドクラは今日で2回目の参加となる。
「どうも遅れてすみません。こんばんは。」
エンドーがやって来た。
「休み中にすみませんね。
はい、これがエンドー先生の見回り区域です。」
タケダが地図を渡す。
「じゃあ先生方、よろしくお願いします。
何かありましたら私に連絡下さい。」
タケダの合図で教師が動き出す。
時刻は22時30分を過ぎようとしていた。
5月に入り寒さも和らいでいくが夜はやはり少し寒い。
堂々秀高校の体育教官室前には
こんな時間にも関わらず4~5人の教師が集まっていた。
「あとはエンドー先生だけですね。」
生徒指導で体育教師のタケダが時計を見る。
このタケダが発起人となり、
ゴールデンウィーク中に生徒が深夜徘徊をしていないか、見回りが行われている。
カドクラは今日で2回目の参加となる。
「どうも遅れてすみません。こんばんは。」
エンドーがやって来た。
「休み中にすみませんね。
はい、これがエンドー先生の見回り区域です。」
タケダが地図を渡す。
「じゃあ先生方、よろしくお願いします。
何かありましたら私に連絡下さい。」
タケダの合図で教師が動き出す。