その男、カドクラ ケンイチ




プルル プルル



翌朝8時頃





堂々秀高校 職員室の電話が鳴る。


既に出勤していたカドクラが取る。




「はい。堂々秀高校です。

あ、ショウコさんのお母さん。

おはようございます。

ええ。ええ。

あ、そうですか。
分かりました。

あ、お母さん。私担任のカドクラですけども。

あ、いえこちらこそ。

3日目ですけどやっぱり熱とか…

そうですか~
本人にもお大事にとお伝えください。

来週のテストまでには良くなるといいんですけど。

そうですね。

はい。はい。失礼します。」






6組の生徒 アカイの欠席の連絡であった。


これで3日目になる。


出席簿に欠席の印をつける。


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