その男、カドクラ ケンイチ




カドクラが2年6組の教室に行くとダテ ゆーへいが既に登校していた。


「おはよう。早いね。」


「おざいます。」



ダテは見た目がかなりごつく、
前の黒酢学校でよく見かけたようなタイプであった。




「今日もアカイ休みだって。」


カドクラはダテに報告する。




「何で俺に言うんすか。」


「あれ?仲良くなかったっけ?
たまに一緒に帰ってるの見た気がしたけど。」


「いやいや少し方向が一緒なだけだし。」


「あ、そうか。」




「おはよございます。」


オオシマがやって来た。




「おはよう。」


「あれ。ゆーへい早いじゃん!」





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