その男、カドクラ ケンイチ




(なんだか不思議な感覚だな・・・。


アカイに対する朝のオオシマの『聞いとくね』も

今のダテの『伝えとく』も


『説得してみる』に聞こえる。)





そんなことを感じながらカドクラはしばらくその場に佇む。





「カ、カドクラよ。」


そんなカドクラをエンドーがニヤニヤしながら呼ぶ。




「まだ買ってなかったんですか?」


「実は俺も財布忘れ…」


「嘘つけー!」





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