その男、カドクラ ケンイチ
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「ってことで本当はこんな危ない目にあわせたくないんだけど・・・。」
カドクラはエンドーに聞いた犯人の名は伏せて、
アカイとダテにストーカーを現行犯で捕まえる作戦を伝えた。
「先生、うちやる。
もう誰かに怯えた生活なんてしたくない。」
アカイは真っ直ぐカドクラの目を見る。
「俺みたいな格闘系がいないと不安だろ先生。
やらしてくれよ。」
ダテも乗り気だった。
「分かった。
でもお前らは絶対俺が守るからな。」
カドクラは決心する。
第11章 完