初恋クローバー 〜蒼空との約束〜
昼休み。
さゆりが委員会の仕事があるらしいので
陽菜のお気に入りの場所。
裏庭のすみにテーブルとベンチがある花壇でお昼を食べることにした。
ここは綺麗なのに、あまり人に知られてない穴場スポットだ。
今日のお昼。
ハムとレタスとチーズのサンドイッチとタマゴのサンドイッチ。
ピーチ味の紅茶。
デザートは近くの店で売ってるちょっと高めのプリン。
今日はすきなものばかりだからたのしみにしてた。
「いただきまーす!」
パクッとサンドイッチをひとくち食べる。
やっぱり最高に美味い。
「そんなに美味しいの?そのサンドイッチ。」
朝の男の子がたっていた。
陽菜のことを呼んだ男の子。
なんでこの男の子ここ知ってるんだろう。
ってゆーか話しかけてくるって事はやっぱり知り合いなのかな?
陽菜は考えることで精一杯で黙ってしまった。
「あれ?意外と反応うすいね?もっと喜んでくれるのかと思ってた。」
喜ぶ?
陽菜がこの子とあって喜ぶの?
どうゆうこと?
「俺、井口蒼真だよ。忘れたとかはないよね?」
「えっ?」