初恋クローバー 〜蒼空との約束〜
「…?白咲の知り合い?」
翔くんの声で我に帰った。
「あっ…うん。」
なんで蒼真がここにくるの?
最近会わないようにしてたし。気まづい。
「陽菜の家は俺の家の近くなんでおれがおくっていきます。」
「あ、わかりました…。」
なんで…?翔くんと帰れたかもしれないのにっ…。
「陽菜、帰るぞ。」
「ちょっ…まっ…」
なんから蒼真、怒ってる?
蒼真は陽菜の腕をつかんで家の近くの公園につれてきた。
「ちょっと…蒼真!いたいよっ…。」
「あっ…わるい…。」
「…なんで蒼真あそこにいたの?」
「塾の帰り。陽菜が見えたから言ってみたら知らない男といたから、心配になって…。」
「あの人は…同じクラスの人だよ。すごくいい人。」
翔くんはいい人だよ…。蒼真、勘違いしてる。
「…そいつと仲いいの?」
「うん。結構話すよ。」
「陽菜さー俺がなんで戻ってきたかわかってる?」
そういって蒼真は陽菜を押し倒した。