キッチン・シェア〜びっくりするほど気づいてくれない!〜
エプロンをつけ、そでをまくったさおりは、キャベツを手に取った。
重量感のあるキャベツの根に包丁で切れ込みを入れ、ペリッと葉を剥がす。3枚剥がしたら、ラップをかけて冷蔵庫へ。これは翌日の餃子の中身になる。
剥がした葉を水で洗い、塩をひとつまみ入れて茹でる。
玉ねぎをみじん切りにし、ヒマワリの油で炒める。玉ねぎが透明になってきたら火を止める。
合挽き肉と玉ねぎ、塩胡椒をボウルに入れて手で練る。混ざったところでやめるのではなく、粘りが出るまで十分に練る。
茹であがったキャベツを冷まして、芯を取り除く。
キャベツで中身を巻く。今日は二重にしてみた。左右を内側に折り込み、しっかりと巻いていく。
あとはコンソメで煮込むだけだ。気長に1時間ほど煮込む。ニュースを見て30分くらいしたら、オムレツの準備に取り掛かる。
にんにくをひとかけら、まな板の上に置き、厚めにスライスする。にんにくはさおりの好物の一つで、カレーに匹敵する良い香りだと思っている。油で炒めたにんにくがスフレオムレツの添え物だ。
炒めたにんにくを一旦フライパンから取り出し、卵を泡立てる。まず卵白と黄身に分け、ハンドミキサーで卵白を泡立てメレンゲにする。メレンゲに黄身を落とし、塩胡椒を加えて混ぜる。
バターを熱したフライパンに生地を流し込み、きっちり1分経ったら蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
「よし」
コンソメと、バターの香りが入り混じった台所。さおりの今夜の食事の出来上がりだ。
夕食を作るのに1時間かける一人暮らしの社会人は珍しいかもしれない。しかしそれが、彼女の趣味なのだ。
重量感のあるキャベツの根に包丁で切れ込みを入れ、ペリッと葉を剥がす。3枚剥がしたら、ラップをかけて冷蔵庫へ。これは翌日の餃子の中身になる。
剥がした葉を水で洗い、塩をひとつまみ入れて茹でる。
玉ねぎをみじん切りにし、ヒマワリの油で炒める。玉ねぎが透明になってきたら火を止める。
合挽き肉と玉ねぎ、塩胡椒をボウルに入れて手で練る。混ざったところでやめるのではなく、粘りが出るまで十分に練る。
茹であがったキャベツを冷まして、芯を取り除く。
キャベツで中身を巻く。今日は二重にしてみた。左右を内側に折り込み、しっかりと巻いていく。
あとはコンソメで煮込むだけだ。気長に1時間ほど煮込む。ニュースを見て30分くらいしたら、オムレツの準備に取り掛かる。
にんにくをひとかけら、まな板の上に置き、厚めにスライスする。にんにくはさおりの好物の一つで、カレーに匹敵する良い香りだと思っている。油で炒めたにんにくがスフレオムレツの添え物だ。
炒めたにんにくを一旦フライパンから取り出し、卵を泡立てる。まず卵白と黄身に分け、ハンドミキサーで卵白を泡立てメレンゲにする。メレンゲに黄身を落とし、塩胡椒を加えて混ぜる。
バターを熱したフライパンに生地を流し込み、きっちり1分経ったら蓋をして弱火で蒸し焼きにする。
「よし」
コンソメと、バターの香りが入り混じった台所。さおりの今夜の食事の出来上がりだ。
夕食を作るのに1時間かける一人暮らしの社会人は珍しいかもしれない。しかしそれが、彼女の趣味なのだ。