キッチン・シェア〜びっくりするほど気づいてくれない!〜
「あ、これ大したもんじゃないですけどもらってください。これから、よろしくお願いします」
寒川はそう言いながら、最もポピュラーなメーカーの洗剤を手渡した。
さおりは「あらあらあら」と感嘆しつつ受け取る。
「すごい助かる〜。寒川くんは今日引っ越してきたんだよね?」
「ハイ、さっきやっとひと段落しました。まあまだ段ボールの山っすけど」
「今までどこに住んでたんだっけ? どうして引っ越したの?」
「前は茨城の実家に住んでましたけど、通勤キツくて」
「へえ、それは大変だったね。ここなら朝1時間は余計に寝られるよ。それにしても引っ越し疲れたでしょ。あ、ご飯どうするの?」
「まだガスも通ってないし、駅の牛丼屋かな……」
「私いいこと思いついたよ」
寒川はそう言いながら、最もポピュラーなメーカーの洗剤を手渡した。
さおりは「あらあらあら」と感嘆しつつ受け取る。
「すごい助かる〜。寒川くんは今日引っ越してきたんだよね?」
「ハイ、さっきやっとひと段落しました。まあまだ段ボールの山っすけど」
「今までどこに住んでたんだっけ? どうして引っ越したの?」
「前は茨城の実家に住んでましたけど、通勤キツくて」
「へえ、それは大変だったね。ここなら朝1時間は余計に寝られるよ。それにしても引っ越し疲れたでしょ。あ、ご飯どうするの?」
「まだガスも通ってないし、駅の牛丼屋かな……」
「私いいこと思いついたよ」