引越し先は魔法世界でした!?
「聞いて驚け明莉!!!この人は我が一族に仕える日和家の人間だ!」
……一族???仕える???
聞き慣れない言葉がいっぱい出てきて再び私の脳内は
「?????????」
でいっぱいだった。
「信じてない目だね、まぁ仕方ないわね」
お母さんがふふっと笑って私の頭をポンポンと撫でる。
「お母さんは知ってたの?」
「ええ、もちろんよ」
即答ですか…お母様……。
「ま、とりあえず話は後だ。そろそろ行くか。あ、一樹。俺久しぶりでイマイチ覚えてないから、よろしく。」
何が久しぶりなんだろう…?料理とか…??
一樹さんは分かってるよっていう表情で
「さぁ、みんな手繋いで。目つぶってね。」
そう言って何かを唱え始めた。
『ワープ・エリア』