引越し先は魔法世界でした!?
ワープ?ワープってあの??
混乱しきっていた私にお母さんが
「ほら、早く手繋いで、目瞑って?すぐ、わかるから」
優しくニコって笑いかけてくれたから、私は信じて目を瞑った。
「もう、目開けていいぞ」
お父さんの声にハッとして目を開けると…
日本にいた時の100倍くらいはありそうな大きな建物が目の前に広がっていた。
「こ、ここ、どこ????」
もしかして、もしかするとだけど…………。
流石に私でもなんとなく気付いた。
だって表札に「門間」ってあったから。
そぉろっとお父さんを見ると
「ここは、俺の実家だよ。」
そう言って何故か泣きそうな顔でお父さんは微笑んだ