引越し先は魔法世界でした!?
「でっか…」
思わず私の口からポロッとこぼしてしまった。
こんだけ実家がでかいなら、仕えてる人とかいてもおかしくないよね…
ということはお父さんってどっかのお偉いさん?
うーんと考えてると
「さ、入るか。」
お父さんが深呼吸をして
私とお母さんの手を
ギュッ
と握った。
いつもなら拒むのに、なぜか今日は
私もぎゅっと握り返してたんだ。
そしてそのまま家族全員と一樹さんで
中に足を踏み入れた。