【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「ケルベロス!此処にルークが来たのね?!」
「…ルーク…?…あぁ…あいつのことか…くくく…」
ケルベロスは、不気味に笑うだけで、それ以上は話す気はなさそうだった。
でも、アリアは構わず叫んだ。
「ルークは!ルークは何処に?!」
「仲間思いの問い掛けか…耳障りの何者でもないな。それでは、答えてやろうか?ルークとやらは、もう此処にはいない。彼奴はこの番人が先にある世界の墓場に案内したのだ…彼奴は既に人間ではなかったからな」
くくく…
くくく…
その言葉に、アリアは足元から崩れ落ちそうになった。
けれど、それを抱き留めたのは他の誰でもないコナーだった。
「アリア、落ち着くんだ…相手の言葉の言いなりになっちゃいけない」
「っ!コナーでも!」
「しっ…これ以上、相手のペースに乗っちゃ駄目だ」
「コナー」
そんな会話をしていると突如、バリバリバリっと目の前の地面が割れてきた。
そこに足元を掬われないよう、皆は慌てて飛び退く。
「…ルーク…?…あぁ…あいつのことか…くくく…」
ケルベロスは、不気味に笑うだけで、それ以上は話す気はなさそうだった。
でも、アリアは構わず叫んだ。
「ルークは!ルークは何処に?!」
「仲間思いの問い掛けか…耳障りの何者でもないな。それでは、答えてやろうか?ルークとやらは、もう此処にはいない。彼奴はこの番人が先にある世界の墓場に案内したのだ…彼奴は既に人間ではなかったからな」
くくく…
くくく…
その言葉に、アリアは足元から崩れ落ちそうになった。
けれど、それを抱き留めたのは他の誰でもないコナーだった。
「アリア、落ち着くんだ…相手の言葉の言いなりになっちゃいけない」
「っ!コナーでも!」
「しっ…これ以上、相手のペースに乗っちゃ駄目だ」
「コナー」
そんな会話をしていると突如、バリバリバリっと目の前の地面が割れてきた。
そこに足元を掬われないよう、皆は慌てて飛び退く。