【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
ぎゅう


コナーのアリアの手を掴む手に、力が込められた。
そのただならぬ、オーラにアリアは黙って身を引いた。
コナーの言葉を念頭に置いて、もう一度ルークの方を見る。
確かに、いつもの…少なくともアリアの知っている…ルークではないように見える。

でも…。
やっぱりアリアには納得がいかなかった。
コナーの後側から、アリアは声を張り上げる。


「ルーク!戻ってきてくれたのね?!」

「……」


けれど、彼…ルークはピクリとも反応を示さない。


「ルーク…?」

「あ…!アリア!!駄目だ!」


アリアはコナーの静止を振り切って、ルークの傍に歩み寄ろうとした。

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