【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
でも…。
それよりも、…ロテュス…。
その見えない存在に向けた、言い様のない怒りが燃える。
アリアは、ぎゅっと握った拳が震えているのを感じた。
けれど、それ以上に胸が高ぶり、血が出るほどの熱い感情に、心を震わせていた。
ロテュス…破滅の神…破壊の神。
それでも、立ち向かわなければならないと、心に誓う。
アリアの心は、今、ルークを失い、復讐をすることに傾いていた。