【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「ああ…なるほどね。じゃあ、アリア…?オレを【解放】してくれる?」
「わ、分かったわ…」
アリアは突然の申し出に、訳が分からないまま印を結ぼうとする。
その瞬間、ざわり、と生暖かい風が吹いた…。
それでも、アリアはすうっと息を吐いてから、仕切り直して印を結んでいく。
「アルゥ・ラプ・ライザー・ケーナーズ……」
パァァッと閃光が走った。
聖水を持ったコナーの、もう片方の手には銀色に輝くリュートが現れていた。
今までとは何かが違う…。
誰もがそう思った瞬間。