【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「……フ、…フハハハハハッ!!漸く我に気付いたか!」
そこには半ば白目を剥いたウーゴが、操り人形の如くカタカタと揺れ、叫び声を上げていた。
「ウーゴ?!」
「アリア、そこから動かないで?ワイアット、オリヴァー、アリアを頼んだ」
「あぁ。分かった。さぁ、アリア此方に」
「ウーゴ?!コナー?!どうなってるの?!」
アリアの言葉に答えている時間はなかった…。
最早闇の支配者と化したウーゴとの戦いは、けして避けては通れない。
「ハッ!愚か者達め!…来るがいい!!」
その手慣れた対応が気に食わなかったのか、ウーゴはそう叫ぶと、くいっと首でコナーに付いてくるように指図をし、今までに見たこともない素早さで、天へと跳ねていく。
そして、コナーに向けてこう叫んだ。