【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「さっきから、よくもまぁ勝手なことを。お前に勝つ道はないって、さっきから言ってるのが分かんない?こうして、オレの所にフィガロワッハは戻ってきた。オレのこの紅蓮の炎で、ロテュス…お前を倒すのはオレだよ」
にやり
そう言うやいなや、グレイスはフィガロワッハをかちゃんっと自分の前に構えた。
「さぁ、灰になる前に言うことは?」
「バカめ!我が…我が負けるわけが…!」
「その台詞は聞き飽きた!」
ザンッ
「ぐあぁぁっ」
「右手は落ちた。じゃあ、次はどこにしようか…?左手?右足?それとも…?」
「負けぬ!負けぬ!ハァァァァっ!!!」