【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「コナー、無事?」
「アリアのお陰でね…なんせ、何時ものように軽い歌が歌えないもんだから。何も出来なくてごめんね?」
「ううん。私から言い出したことだし…もう誓いも果たしているのだし…私が【その時】まで貴方を守る!」
「うん。じゃあ、その代わり…俺はどこまでもアリア、キミに忠誠を誓うよ?…だけど、キミの言う【その時】は、俺の判断も仰いでね?」
「分かった…」
気付けば、コナーはアリアの右手を握り、体に密着していた。
それを見せ付けられたルークは、くるりと後ろを向いてワイアットやオリヴァーが休んでいる方を向いてしまう。
「はぁ。やれやれだね。ルークは、自分の気持ちに気付いてないし。アリアはコナーに夢中だし?」
「は?なんだそれ?」
「お子様は分からないでもいいんだよ」
「なんだとー?!」
ジャックとレヴィのやり取りを少し離れた所で眺めていたオリヴァーとワイアットは、
「この闇の中、もしかしたら同じ所をぐるぐると歩き回っていたのではありませんか?」
「そのようだな。そして、最初にそれに気付いたのは、あのコナー…」
「…アリアを先頭にするのは、不安もありますが…。けれど彼女はシィースラインに護られている。だから敢えて此処はコナーと二人で…」
「待て。そう先を急いではならぬ。例えシィースラインに保護されているとは言え、彼女は一国の王女。アリアとは仮の姿だと言う事を忘れるな。我等には彼女を守る義務がある」
ワイアットの言う事は真っ当だった。
「アリアのお陰でね…なんせ、何時ものように軽い歌が歌えないもんだから。何も出来なくてごめんね?」
「ううん。私から言い出したことだし…もう誓いも果たしているのだし…私が【その時】まで貴方を守る!」
「うん。じゃあ、その代わり…俺はどこまでもアリア、キミに忠誠を誓うよ?…だけど、キミの言う【その時】は、俺の判断も仰いでね?」
「分かった…」
気付けば、コナーはアリアの右手を握り、体に密着していた。
それを見せ付けられたルークは、くるりと後ろを向いてワイアットやオリヴァーが休んでいる方を向いてしまう。
「はぁ。やれやれだね。ルークは、自分の気持ちに気付いてないし。アリアはコナーに夢中だし?」
「は?なんだそれ?」
「お子様は分からないでもいいんだよ」
「なんだとー?!」
ジャックとレヴィのやり取りを少し離れた所で眺めていたオリヴァーとワイアットは、
「この闇の中、もしかしたら同じ所をぐるぐると歩き回っていたのではありませんか?」
「そのようだな。そして、最初にそれに気付いたのは、あのコナー…」
「…アリアを先頭にするのは、不安もありますが…。けれど彼女はシィースラインに護られている。だから敢えて此処はコナーと二人で…」
「待て。そう先を急いではならぬ。例えシィースラインに保護されているとは言え、彼女は一国の王女。アリアとは仮の姿だと言う事を忘れるな。我等には彼女を守る義務がある」
ワイアットの言う事は真っ当だった。