【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
アリアは、つい先日まで戦いとは無縁の王女だったのだ。


それなのに、こんな世界に突如投げ込まれて、気が気でないだろうに、あくまでも気丈に振舞っている。


「それでは、どうしましょうか?コナーはアリアと共にしか行動しないでしょうし…」

「……オリヴァー、お前が先頭を行け。私は列の最後でみなを守る」

「…分かりました。では……ルーク。貴方は私と共に来てください。どうです?」

「…あぁ。異論はない」


ルークの了承を得て、オリヴァーは皆に声を掛けた。


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