【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「アリア?キミはね、経験を踏めば踏むほど強くなる。その精神が清く高らかな間はね…だから、けして後ろめたい気持ちにはなっちゃ駄目だよ?それが例えなんであろうとも…」
「コナー…?」
「この世の中には、七つの不思議があるという。キミの周りで起きていることはその不思議の中にあるんだとオレは思うんだ…」
「……七つの不思議…」
「うん。オレにも、その全てがなんなのかは分からない。でも…キミが存在してるだけで、キミを恐れるモノがいるのは確か…キミを手に掛けたいと思っているモノが、ね」
そう言ってコナーは、まだ震えているアリアの手をきゅうっと掴んだ。
その手の温もりに、アリアは自分がどれだけ動揺していたかを痛感する。
自分は、コナーが言う程、強くはない。
そう、思った。
もっと、的確で自在に操る事の出来る力が欲しい。
そう、心の中で喘ぐようにして願った。
「コナー…?」
「この世の中には、七つの不思議があるという。キミの周りで起きていることはその不思議の中にあるんだとオレは思うんだ…」
「……七つの不思議…」
「うん。オレにも、その全てがなんなのかは分からない。でも…キミが存在してるだけで、キミを恐れるモノがいるのは確か…キミを手に掛けたいと思っているモノが、ね」
そう言ってコナーは、まだ震えているアリアの手をきゅうっと掴んだ。
その手の温もりに、アリアは自分がどれだけ動揺していたかを痛感する。
自分は、コナーが言う程、強くはない。
そう、思った。
もっと、的確で自在に操る事の出来る力が欲しい。
そう、心の中で喘ぐようにして願った。