【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「何事も、過信することはいけない。己を信じ過ぎれば、自ずと周りが見えなくなるからな…アリア、気をつけるといい」


二人のやり取りを静かに見守っていたワイアットが、そうアリアに告げる。
アリアは、それに対して、こくん、と小さく頷いた。


「まぁ、とりあえず、ペレスヒルって大物を倒すことが出来たんだから、いいじゃない。ね、アリア…あっちに綺麗な水の流れる音がするよ…行ってみよう?」

「そうだな!アリア、お疲れさん!いつまたおっかねぇ怪物が出てくるか分かんねぇからさ、少しここらで休もうぜっ、と」

「ふふ…レヴィ、ジャック、ありがとう。そうね、休むなら今の内ね…ねぇ?オリヴァー?」

「そうですね…では、ルーク…いつまでも腹を立てていないで、こっちに来てください」

「俺は別に怒ってないぞ」

「はぁ…全く素直じゃないんですから…」


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