【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
すぅっ


アリアは、コナーの言う通りに、瞳を閉じて深呼吸を一つした。
そして、コナーと手を取り合う。



しゃらんしゃらん…


コナーの腰元にある鎖が軽快なリズムを取り、それに合わせてアリアと手を繋いで出来た二人の空間が、さわさわと広がっていく。


「さぁ。アリア…心を無にして印を結ぶんだ…」

「でも…」

「キミになら出来る…オレを信じて…」

「……分かったわ。貴方を信じる…」


そう言って、アリアはもう一度静かに瞳を閉じた。
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