【完】聖剣伝説~愛を紡ぎ出すもの~
「まさか、こんな場所で夢食いに出くわすとは………」


その声は、誰にも届く事はない。

皆は恐る恐るもう、確認さえ出来ないくらい微かな塵となった夢食いをただただ呆然と見つめ、言葉も出ずにいた。



「コナー…ありがとう」

「なにが?」

「私の背中を押してくれて」

「ふふ…なぁんだ、そんなこと?いいんだよ、別に。これくらいお役に立てないとね」
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