お姫様は俺のモノ
「恥ずかしかった。」


そう、頬を染めた白雪ちゃんの水着姿は美しかった。


目を見開いたまま、見ている俺に海が一睨み。



「新、見すぎだから。」


わりぃ、と頭をかいた。


みんなを見渡せば、下を向いたままの雷に。

チラチラ見やる陣に。


体育座りで、海パンを履いた玲音に。


砂浜で、白雪と玲音の相合い傘を書いてる。


女々しい。


颯は普通の顔してるし。男じゃねー。
< 121 / 231 >

この作品をシェア

pagetop