お姫様は俺のモノ
海の家には、出来上がった様子の担任が、イビキをかいて寝ていた。
パーカーを白雪に着せると、前を閉める。
自分でも、思う。
意外に独占欲高いんだ、と。
俺の隣が、白雪。
白雪の右隣が、颯。
なんで、こうなった?
誰だよ、颯をこの位置にした奴。
白雪なんて、緊張で固まってるし。
「なあ」ーーーーービクッ!!
颯の声に白雪が、ガチガチに怯えてるのが分かる。
「さっきは、ごめんな。海もわりぃ。
だけど、俺は白雪が好きだ。
俺の姫になれ」
時が止まったかの様なその静けさに、夏なのにひんやりした。
誰もが聞こえるはずなのに、誰も何も言わない。
セミの鳴き声だけが、嫌に煩かった。
パーカーを白雪に着せると、前を閉める。
自分でも、思う。
意外に独占欲高いんだ、と。
俺の隣が、白雪。
白雪の右隣が、颯。
なんで、こうなった?
誰だよ、颯をこの位置にした奴。
白雪なんて、緊張で固まってるし。
「なあ」ーーーーービクッ!!
颯の声に白雪が、ガチガチに怯えてるのが分かる。
「さっきは、ごめんな。海もわりぃ。
だけど、俺は白雪が好きだ。
俺の姫になれ」
時が止まったかの様なその静けさに、夏なのにひんやりした。
誰もが聞こえるはずなのに、誰も何も言わない。
セミの鳴き声だけが、嫌に煩かった。