お姫様は俺のモノ

*迎えた夜一日目*

「しかし、まじで、ここで白雪ちゃんと寝るの?やばい、理性保てるかな」



「つか、保てよ。まじ、白雪に手を出したら許さないからな」 



理性が保てないと言う新を、一睨みする海。


守るように、白雪を抱き締める海の目はマジだ。




「まあまあ、夕食は何が出るかな。とりあえず風呂行こうぜ」


雷がニヤニヤしながら、話す。 



何笑ってんだ。気持ちわりぃな。



だけどこの、ニヤニヤした雷の顔の理由が後に分かるなんて、この時の俺らは知らなかった。



本当に、知らなかったんだ。



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