お姫様は俺のモノ
白雪は、自分の気持ちに気づいてもなお、海と付き合い続けるだろう。


俺達の中で少しずつ少しずつ何かが変わろうとしていた。



「白雪、帰ろう」


海が差し出した手を白雪が握る。



ぎゅっ、と握った手に力が入らなくだけど海が強く握る。



ー 離さない、君の事は離さない ー




白雪が海を見上げた。



見上げた目は、心なしか潤んでた。



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