お姫様は俺のモノ
特別クラスには男子が数名いると、聞いた。


暴走族の総長と、その幹部とやら。



そしてーー女の子は私一人だけだと。


どうして私だけーー?



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「なあなあ、颯知ってるか?今日特別クラスに、女の子来るんだって。あっちゃん言ってた」


こいつ、赤髪・ツンツンヘアー、顔はまあまあ良さげ。

あっちゃんこと、立石 敦〈タテイシ アツシ〉は、俺らの担任。



俺は正直、女に興味はない。


だけど特別クラスに、入るような子。


特別クラスに、入るには審査が必要。


特に女子。


容姿端麗に加え、性格すら審査される。


俺らがいるんだ。


いくら可愛くて美人でも、性格ブスは入れない。


キャーキャー言ってくる女子はアウトだ。


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