お姫様は俺のモノ

*君の伝言、そして贈り物*

長嶺総合病院に運ばれた白雪。

外傷はない、だけど目を覚まさないらしい。


白雪…………どうしてこんな。


バタバタと静かな廊下を走る音がした。


それも、数名の足音。誰かなんてすぐに分かる。



「颯ーーーー」




「海ーーー白雪は?」


海は静かに首を振る。


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