お姫様は俺のモノ
ー お姫様の憂鬱その4 ー
*私の知らない子*
悲しい顔をした玲音が、去って次に現れた玲音は"私の知らない女の子"と、手を繋いで歩いてくる。
「玲音…誰?」
私の知らない子。
「ああ、俺の彼女だよ」
揺るがない瞳。
いつも隣は、私がいた。
なんだか、ズキン、と胸が痛んだ。
恋ーー?
わからない。
ただ、無性にその場に居たくなくて、逃げ出してしまった。
「玲音…誰?」
私の知らない子。
「ああ、俺の彼女だよ」
揺るがない瞳。
いつも隣は、私がいた。
なんだか、ズキン、と胸が痛んだ。
恋ーー?
わからない。
ただ、無性にその場に居たくなくて、逃げ出してしまった。