お姫様は俺のモノ
小さな小さな背中が見える。
草むらに小さく体育座りをしている白雪がいた。
「白雪ーー」ビクリ、と体が震えた。
突然のことにびっくりした、そんな感じ。
「あのさ、俺、あの子とはなんもないから。彼女なんて、嘘だから。
お前にヤキモチ妬いて貰いたかったんだ。
その意味分かる?」
振り向いた白雪は、悲しそうに下を向いたまま動かない。
草むらに小さく体育座りをしている白雪がいた。
「白雪ーー」ビクリ、と体が震えた。
突然のことにびっくりした、そんな感じ。
「あのさ、俺、あの子とはなんもないから。彼女なんて、嘘だから。
お前にヤキモチ妬いて貰いたかったんだ。
その意味分かる?」
振り向いた白雪は、悲しそうに下を向いたまま動かない。