お姫様は俺のモノ
「本当、可愛いね。


ちょっとこっち来いよ」


きゃっ。


私は腕をグイッと引っ張られ、人の少ない廊下に引っ張り混まれる。



「やぁ、やめて下さい」


ニヤニヤする男に身の危険を感じ、逃げようとすると、一人の男が、私のうでを壁に押し付ける。
 


「いやぁぁ!!離して!!」



助けてーー 海くん。



一番に浮かぶ海くんの顔。



私を優しく扱う海くん。



涙が、浮かぶ。



近づく男の唇。



もう、ダメ!!



そう思った瞬間。。
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