お姫様は俺のモノ
潤んだ瞳で、俺が好きだと言う白雪。



「えっ……?好きって本当に……?」



こくん、と頷く君は頬を赤く染める。



「俺、嬉しいよ。


白雪…………俺と付き合って。


大切にするからーーー」



こんな、嬉しいことはない。



俺は瞼にキスを落とす。


交わる瞳と瞳。




その、柔らかな唇にキスを落とした。


何度も何度も、愛を確かめる様に……



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