【完】【短編集】先生、"好き"を消せません…
そんなバチが当たってしまったんだろうか。
私が先生とのことを言いたい、なんて思ったから。
だからこんなことになってしまったの…?
それはいつものように登校して、いつものように授業を受けていたある日。
「今日の古典の授業は自習になります。
昨日、飯島先生が倒れてしまったようで少しの間入院されます」
私は気が気でなくなってしまった。
もう今すぐにでも病院に駆けつけたかった。
先生は生まれつき心臓が弱くて…
でも最近は調子がいいって、そう言ってたのに。
大丈夫なのかな…
早く終われ。早く先生のところへ行きたい。